芭蕉布作りへの挑戦
芭蕉布作りへの挑戦
過去、2006年から2008年にかけて、自分の育てた糸芭蕉の繊維を使って織ったことがあります。その時、採れた糸芭蕉の繊維を緯糸のみとして使いました。1つは花織(首里織の一種)の帯(経糸はラミー糸)で、もう一つは花織のコスター(経糸は草木染めをした木綿糸)、3つ目はロートン織り(首里織りの一種)の織物(経糸は同じく草木染めをした木綿糸)でした。
今回は、比較的に短い織物でも結構ですが、経糸と緯糸がともに芭蕉糸を使って芭蕉布を織ってみたいです。芭蕉布織りの場合は、最も手間がかかるのが芭蕉糸の準備です。私は初心者であり、日中の仕事は全く異なるため、数年はかかると思いますが、一度経験してみたいです。
「ウー引き」や糸づくりの作業を体験できるワークショップが増えているので、そのような作業を体験した方はかなりいると思います。その時、生徒がやりやすいように、講師がすべてを準備してくれます。しかし、そのような準備を自分でやってみると、そう簡単ではありません。例えば、「ウー引き」に必要な灰汁作りや竹バサミ作りなど、細かい準備があります。
本当はプロの方がこのような記録を作った方がいいと思います。芭蕉布の作成工程の一部を動画などで見せてくれるプロがいますが、それは宣伝の一部として販売が目的です。このページの目的のひとつは、芭蕉布を作ろうとするときに起こる問題を記録することです。
ウーはぎ〔1〕(28秒)
ウーはぎ〔2〕(1分16秒)
ウーはぎ〔3〕(1分29秒)
皮を束ねる(1分50秒)
作業内容や日程などの文字による記録はこちら